2010/07/29 01:30:03
先達者の一言一言は重い。コカ・コーラ元社長、ドナルド・R・キーオ氏が書いた自叙伝に近い書籍である。
内容はいたってシンプルであり、200ページ程度であるため誰にでも読みやすい。
自己啓発本とほぼ同じ内容であるが、経営を実践してきた人間の言う事の方がより重みがあると言ったところだ。同様に日本コカ・コーラでもだしているが、コチラのほうが何倍も重みがあるだろう。
リスクをとらないこと、柔軟性をなくすこと、部下を遠ざけること、、、、など10の法則と言いながら11項目ある。
しかし、これはどれもこれも今の日本の組織に完全に当てはまっていることではないだろうか?
また、キーオの最大の過ちであるニューコークの発売に対しても自己言及しているあたりが大変面白いし、エンロン事件にまで話を広げている。
アメリカの最近の書籍に帰結するのは案外エンロン事件のようなコンプライアンス違反なのであり、あぁ、アメリカ人も正義と秩序には愛を持って挑むんだなと結構感心しました。
また、この書籍の一番の見所は、経済界の有名人たちによる推薦文です。バフェット、ゲイツ、ウェルチ、ルパード・マードック、アンドリュー・J・マッケンナ(マクドナルド会長)とまぁ、さすが重鎮です。
ただ、この書籍はグローバルマーケットで戦いたいCEOにとっては非常に参考になるのではないかと思います。章題は非常に汎用的になっていますが、内容は短くも濃いため、理論よりも経験則であり、これは得がたい情報なのです。