2010/05/30 23:30:06
相変わらずの鷲田節、だが間違いが相変わらずの鷲田節でこの人の著作になじんだ人ならば安心して(というのも変かもしれませんが)読める本です。
ですが重大な間違いがひとつ。
85ページ、「戦争とファッション」ですが、筆者は「迷彩が登場したのはベトナム戦争のころ」と書いていますが実際はゲリラ戦という言葉が誕生するより以前、ベトナム戦争よりもはるかに前の第一次大戦当時です(当初は飛行機のみ)。
兵士用の迷彩装備が出始めたのもイタリアがテントに迷彩をいれた1929年を最初とし、第二次大戦ではドイツ軍においてはかなり一般化されていました。
また、ファッションと戦争が深く関わったのも何もベトナム戦争が最初ではありません。
41年あたりからのシアーズのカタログには、ミリタリー・ルックの実用的で布を制限した女性用テイラードスーツがよく出てきます。
モードに詳しい著者がこれらの事実を知らないはずは無いと思うので、おそらくは(ベトナム反戦とからめて?)自分の主張に都合のいいような証拠だけもってこようとしたのだと思いますが、これでは他の主張まで怪しくなってきますので今後はやめてほしいですね。
本当は★ひとつでも良いと考えましたが、「最後のモード」とルドフスキーの本でファッションに目覚めた人間としてはその恩を考え★ふたつにしておきます。
2010/05/11 13:30:02
政策研究者に参考となる論文集本書に収録された論文は米国のドメスティックな事情を反映した内容であり、「規制と市場」という政策研究として米国の通信に関する事例を調査しようと目的で使う場合、参考となる本です。各章はひとつの論文に対応して読み切りの形で、全てではありませんが、結論が付されています。対象読者は、大学などの政策研究者、通信行政や通信関連企業の経営に携わる人といえます。
AT&Tの解体、CATVの普及、そして異なった通信規制下にある米国と日本を「米国で起きていることが日本でも・・」といった他の分野のような類推で考えることはできないことは、現在の日本の状況を見れば明らかです。本書をそのような誤った発想で読む人はいないと思いますが、念のため・・。
分かりやすいです。
事例解説は参考になる
芸能人に弱いの