2010/07/04 17:30:03
誤解を招くタイトル私の単なる勘違いと言ってしまえばそれまでかも知れません。しかし、これはちょっとひどい。
「孤独の」という表現には、もともと「大人の男」や「ハードボイルド」といったニュアンスが言外に含まれているはずです。
ましてや「孤独のグルメ」という題ですから、そのニュアンスはより強く表れていると思います。
しかし、この作品には、そうしたニュアンスを感じさせる描写は一切ありません。
普通に回転寿司に入ったりしますし、また、主人公は酒を飲めません。
コンビニ弁当が出てくるに至っては「グルメ」という表現にも疑問を感じざるを得ません。
だいたい、どこが「孤独」なのか探ってみれば、主人公が必ず孤食(こしょく)するという点しかない。
一人で、黙って食べる。だから「孤独」。
つまり、悪い方の意味で「孤独」なのであり、要は、
非社交的な自営の男が、何の変哲も無いものを、黙って陰気に孤食する。
ストレートに表現するなら、それだけの内容といえるでしょう。
タイトルは「孤食のグルメ」や「陰気なグルメ」のほうが、まだ表現的に適切です。
(グルメと呼べるような料理は出てきませんが。)
まあ、孤独な食事の中にも(一人で普通のものを食べる中にも)
それならではの「癒し」があって、要はそこに感受性が反応できるかどうか、なのでしょう。
シンプルな話、私には無理で...
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